どんな人にも「これから咲く花」がある|春が教えてくれる「見えない成長の力」
- unokyo本部

- 4月1日
- 読了時間: 5分
更新日:4月2日

「この子ができないのは私のせい?」
そう悩んだことはありませんか?
実はそれは、“できない”のではなく、“まだそのタイミングではないだけ”かもしれません。
桜をはじめ、さまざまな花が咲き、土の中からは虫たちも顔を出す4月。
誰かが「咲きなさい」と教えたわけでもなく、「今がその時だ」と指示したわけでもないのに、自然界には確かに“その時”が訪れます。
種は土の中で力を蓄え、やがて芽を出し、花を咲かせます。
もし早く外に出されれば枯れてしまい、鉢に植えられれば、その環境に応じた育ち方をするでしょう。
私たちの身近にある自然は「タイミング」と「環境」の大切さを、静かに教えてくれているかのようです。
子どもの中にある「自ら育つ力」
同様に、子どもたちの中にも「できるようになるタイミング」があると感じたことはないでしょうか。
例えば、昨日できなかった寝返りができるようになり、やがてハイハイし、立ち上がる—。
それは、誰かに教え込まれた結果ではありませんよね。
しかし私たちは、無意識のうちに 「子どもは小さく、守るべき存在=何もできない存在」と思ってはいないでしょうか。
けれど本当は、子どもたちは「自ら育つ力をすでに持っている存在」なのです。
「見守る」だけではない本当の関わり方
では、その力があるなら、ただ見ていればいいのでしょうか。
決してそうではありません。
たとえば食事も、離乳食から段階を踏んで進んでいきます。
これは、その子の成長に合わせた環境が整えられているからです。
子どもの成長に必要なのは、無理に引き上げることでも、放っておくことでもなく、“その子のタイミングを見極めること”と、“次の一歩に進める環境を整えること”
今、この子は何に興味を持っているのか。どこまでできていて、何を求めているのか。
それを丁寧に見ていくことが、最大のサポートになるのではないでしょうか。
保育で大切な「価値観を外す視点」
ここで壁になるのが「大人の価値観」です。
「もう○歳なんだから」「今までこうだったから」「こうあるべき」
こうした社会的な基準や、自分自身の経験からくる思い込みは、知らず知らずのうちに、子どもを見る目を曇らせてしまいます。
大切なのは、一度そこから一歩引いてみること。
目の前の子どもを、「評価」ではなく「観察」で見ること。
すると、その子だけが持っているリズムや、その子にしかない成長の形が見えてきます。
新しい関係が始まる春に
4月は、新しい環境と関係が始まる季節。子どもたちも、大人たちも、不安や戸惑いの中にいます。
そんな時にこそ必要なのは、
「早く慣れさせること」ではなく「安心できる土壌をつくること」です。
安心して根を張れる環境があってこそ、子どもたちは本来の力を発揮していきます。
可能性は、すべての人の中に眠っている
この話は、子どもたちだけのものではありません。
大人もまた、それぞれのタイミングと、まだ見ぬ可能性を内側に持っています。
しかし「信じる力」は、時に「どうせ変わらない」という諦めに変わってしまうことがあります。
相手を信じられないとき、そして、自分自身を信じられないとき。
本来あるはずの力に、蓋をしてしまうのです。
だからこそ必要なのは「自分への信頼」です。
人の脳は一生変化し続けることが分かっています。
私たちは何歳からでも、成長していける存在なのです。
そう考えたとき、これから出会う子どもたちも、仲間も、そして自分の未来もー少しワクワクしてこないでしょうか。
4月。新しい一歩の季節。
子どもたちの「咲く力」を信じること。
そして、自分の中の「これから咲く花」を信じること。
そのまなざしが、これからの成長をより豊かなものにしていくはずです。
(UNOKYO通信4月号)

とはいえ現場では、こう感じることも多いのではないでしょうか。
「タイミングがあるのは分かるけど…」
「じゃあ、今どう関わればいいの?」
「環境を整えるって、具体的にどうすればいいの?」
日々子どもたちと向き合う中で、
“理想”と“現実”の間で悩むことは少なくありません。
もしかするとその悩みは、関わり方や環境設定だけの問題ではなく、
「脳と身体のつながりの経験」がまだ十分でないことが影響しているのかもしれません。
「脳と身体のつながり」は、教えるものではなく、“体験”を通して育つものです。
アソベマナベ教室では、音楽あそびを通して、自然とこの土台を育てていきます。
「できるようにさせる」のではなく、“できるようになる準備”を整える時間。
それが、子どもたちの未来の力につながっていきます。
また、ディノバーン体験では、
遊びながら「考える・感じる・動く」を同時に使うことで、
子どもたちの中にある“まだ見えていない力”を引き出していきます。
「なぜかうまくいかない」その理由が、“体験”を通して見えてくるかもしれません。
どんな人にも「これから咲く花」があるように、子どもたちの中にも、まだ見ぬ可能性があります。
その花は、正しいタイミングと環境、そして“体験”によって開いていきます。
まずは一度、体験してみませんか?

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