幼児期の教育は不要なのか?子どもの「非認知能力」を育む次世代型幼児教育とは
- unokyo本部

- 7月7日
- 読了時間: 6分
更新日:8月21日
幼児期の子どもに関わる保護者の方々や保育教育関係者の中には、「早期教育」という言葉を聞くと、「詰め込み教育になるのではないか」「子どもの主体性や自由な発想を阻害するのではないか」といった懸念を抱く方がいらっしゃるかもしれません。
子どもの個性や「やりたい!」という気持ちを何よりも大切にしたいと願うからこそ、幼児教育というアプローチに慎重になるのかなと思います。
しかし、本当に幼児期の教育は、子どもの可能性を摘み取ってしまうものなのでしょうか?
自由な遊びが大切だという意見もありますが、それだけで良いのでしょうか?

誤解していませんか?「やらせる早期教育」と本質的な幼児教育の違い
「早期教育」と耳にすると、つい「小学校で習うような文字や計算を、ひたすら反復練習で覚えさせる」というイメージが浮かぶかもしれません。確かに、子どもが「やりたくない」と感じるような、無理強いする早期教育は、学ぶことへの苦手意識や抵抗感を生み出してしまうことがあります。それは、私たちも決して望んではいません。
しかし、幼児教育である「右脳教育」の真の目的は、表面的な知識を早く身につけさせることではありません。私たちが提供している右脳教育とは、脳科学や発達心理学に基づいたアプローチであり、子どもの直感的・創造的な能力などの非認知能力を育む教育法です。

例えば、右脳教育で用いられるフラッシュカードは、高速で次々にめくる様子を見ると、「覚えさせるの?」と思うかもしれません。でも、本質はそこではないんです。
この取り組みは、子どもたちの脳が「情報を高速で処理する力」や「イメージとしてパッと捉える力」を、遊び感覚で刺激しているんです。
これは、子どもが「楽しい」「面白い」と感じながら、知らず知らずのうちに脳の潜在能力を活性化していくアプローチなのです。無理矢理、覚えさせたり、じっと椅子に座って見ることを強制している訳でもありません。
フラッシュカードをめくっている大人が楽しそうにしていると、子どもたちの中から「なんだか楽しそう!」「見てみたい!」「一緒にやりたい!」というワクワクした気持ちが自然と湧いてきて、結果として、目の前に座って、目を輝かせながら集中して見てくれるのです。
つまり、知識を記憶させようとしているのではなく、好奇心や「やってみたい」という意欲を刺激しているということです。
自由な遊びを超える:右脳教育で育む子どもの非認知能力

幼児教育に慎重な方の中には、大人が介入せずに自由に遊ぶことが子どもの主体性などの非認知能力を一番高められると、信じている方もいらっしゃいます。
確かに、自由な遊びが子どもの意欲を削がずに非認知能力を育む側面があると理解してますし、自由な遊びの時間は必要だと思います。
しかし、非認知能力が育まれるのは自由な遊びに限ったことではありません。
本当に大切なのは、遊びに集中できる環境や時間を用意してあげることです。
「大人が介入するかしないか」という単純な二択ではなく、「大人が子どもにどう寄り添い、関わるか」という、その関わり方そのものが、子どもたちの成長に大きな影響を与えてきます。
周りの大人が、非認知能力を育むという明確な意図を持ち、子どもの意欲を何よりも大切にする関わり方をすれば、たとえ、教育的な活動であっても、非認知能力を育むことは十分に可能です。
非認知能力を育む方法は多様ですが、右脳教育もその一つであり、子どもの潜在能力を引き出す有効な選択肢になり得ます。
子どもの興味や楽しさを引き出しながら、様々な遊びで子どもを夢中にさせ、好奇心、探究心、思考力や集中力といった非認知能力を育んでいくのが、右脳教育です。
1日数分のフラッシュカードを1ヶ月継続しただけで、集中力が向上したという保護者の声も多く寄せられています。
さらに、気付いたら、その過程で触れた「もじ」や「かず」などの認知能力が自然に身についていたという状態になるのです。
つまり、右脳教育は、非認知能力を育みながら、認知能力も身に着けられ、非認知能力も認知能力もバランス良く豊かに高めることができるのです。
「小1ギャップ」を乗り越える!右脳教育が築く学習の土台
私たちUNOKYOが伝える右脳教育の本当の価値は、予測不能なAI時代である左脳優位な社会で、それぞれの感性や脳力を磨き、“思考”と“感性”のバランスの取れた全脳教育をすることで、可能性を広げ、自分らしく、心豊かに生きるための力を育むことにあります。
しかし、現代社会の学校生活で求められるのは、「話を聞く」「座って学ぶ」「文字を書く」「数を計算する」といった、幼稚園や保育園とは異なる集団での学習スタイルに適応することです。小学校に入学すると、このギャップに苦しむ子どもも少なくありません。
そんな中、右脳教育を受けていた子どもたちは、小学校入学後の学習へスムーズに移行するための土台である集中力や柔軟な思考力が育っているため、ギャップを感じにくい傾向があります。

例えば、数の概念を具体的なイメージや遊びを通して深く理解している子どもは、小学校で繰り上がりの計算や図形問題に直面した際に、つまづくことなく、すんなり解くことができます。
また、右脳教育で培われる集中力や情報処理能力は、先生の話を注意深く聞いたり、新しいルールを素早く理解したりする上で非常に役立ちます。
さらに、イメージ力やひらめきが育まれている子どもは、目の前の課題に対して、「こうしたらどうかな?」「こんな方法もあるかも!」と、柔軟な発想で解決策を見つける力を発揮しやすくなるでしょう。
そして何より、幼児期に「学びは楽しいもの」というポジティブな経験を積んだ子どもは、小学校での新しい学習にも目を輝かせながら意欲的に取り組むことができ、「勉強嫌い」になることを防ぐことにもつながります。

つまり、右脳教育は、“先取りの詰め込み”ではなく、“土台づくり”なのです。特定の知識を早期に習得させることが目的ではなく、子どもが将来の学びにおいて、自ら考え、主体的に行動し、困難を乗り越えるための多角的な能力を育む時代に合ったメソッドと言えます。
もちろん、幼児期に無理矢理やらせる詰め込み型の教育のあり方はオススメしませんし、幼児期に一心に遊びに取り組むことが子どもたちの将来にとって、かけがえのないものだとも思っています。
しかし、だからといって、「幼児期のすべての教育が子どもに悪影響だ」と、ひとくくりに決めつけてしまうのは、少しもったいない考え方ではないでしょうか。
子どもたちが、将来、生きるために必要な力を育むという視点を持ちつつ、今、目の前の子どもたちが求めていることにも目を向け、バランス良いカリキュラムを追求していくことが、私たち大人が子どもたちへできる最高のプレゼントだと、私たちは考えています。
子どもたちが“未来を主体的に生きるための力”を育む視点を持ちつつ、“目の前の子どもたちに寄り添う“教育。それこそが、今の時代に求められる幼児教育ではないでしょうか。
あなたの園の子どもたちが、非認知能力も認知能力もバランス良く育み、輝かしい未来を切り拓いていけるよう、時代に合った最高のカリキュラムを一緒に創ってみませんか?



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