頑張りすぎなくて大丈夫!「折れない心(レジリエンス)」は、なぜ失敗で育つのか?
- unokyo本部

- 10月17日
- 読了時間: 4分
「子どもには、困難を乗り越えられる強い心を持ってほしい」
その願いを持つ保護者.支援者.教育者の方はいらっしゃいますか。
「失敗させないように」「辛い思いをしないように」「自分が支援しなければ」と思い
どこまで介入したら良いのか迷うんです。というご相談をいただくことがあります。
実は、最新の脳科学は、大人が良かれと思ってする過度な先回りが、子どもの心の回復力(レジリエンス)の芽を摘んでしまうという、重要な事実を私たちに教えてくれています。
今回は、子どもが「七転び八起き.七転八倒」で成長するそんな真のレジリエンスを育むために、UNOKYOの右脳アプローチが大切にする視点をご紹介します。
最強のレジリエンスは「失敗の味」から生まれる
レジリエンスとは、「困難やストレスから立ち直る心の力」のことです 。この力は、残念ながら、失敗や試練といった「少し負荷」がかかるプロセスでしか育まれません 。
もし、親や支援者が完璧に環境を整えすぎると、子どもの脳はどう学習するでしょうか?「自分一人ではどうにもならない」と諦め、やがて「学習性無力感」に陥りやすくなってしまうんです 。
心理学者のマーティン・セリグマンらが提唱した「学習性無力感」は、自分でコントロールできない体験が続いた結果、挑戦する意欲そのものが失われることを示しています 。
失敗は、脳の神経成長因子を増やし、脳を成長させる絶好のチャンス 。大きな傷にならない「安全な失敗」を子どもの頃から体験する場を提供したり、見守ったり縁の下の力持ちとなり支えることで「自分で立ち上がれた」という成功体験を、子ども自身の力で掴ませてあげたいところですね。
困難にぶつかった時、私たちが伝えるべき「魔法のフレーズ」
子どもが何かで失敗し、悔しさや怒りといったネガティブな感情に包まれている時。思わず「次頑張ろう!」と励ましてしまいがちですが、本当に大切なのは、「感情」と「行動(努力)」を切り離して認識させることです。
「悔しいね。でも、あなたは(目標に向かって)諦めずにやり遂げたね。」
このフレーズは、感情的な状態の裏にある、ポジティブな「努力のプロセス」に光を当てます 。結果ではなくプロセスを肯定することで、子どもは失敗しても「自分は粘り強く頑張れる存在だ」という前向きな自己認識を獲得するんです 。
私たち大人のレジリエンスは「自己受容」から
子どもの心の回復力を育むために、私たちができる最も効果的なこと。それは、大人自身がレジリエンスを発揮する姿を見せることです。
でも、子育てや支援活動に完璧はありません。イライラしたり、落ち込んだりする自分を否定しがちな私たちですが、それさえも受け入れていく「自己受容こそが私たちを成長させてくれます」。苦しみながら我慢し続けることや、一人だけで頑張り続けることがレジリエンスではありません。
ご自身の心と向き合い、大切にするあなたの姿勢こそが、結果として子どもの心の回復力を育む最高の教材となるんです。ただ、実際にレジリエンスを高める経験がなければその感覚やプロセスを教えることも難しい状態になります。 子どもだけではなく現代社会で大人も必要とする「レジリエンス」の力をつける方法を実践で体感し、学び、伝える方法がわかる状態が必要です。
理論を現場の力に。UNOKYOで、心を育むアプローチを学びませんか?
レジリエンスは、知識として知るだけでなく、日々の関わり方を変えることで初めて、子どもたちの心に根付きます 。
私たちはこの脳科学と心理学に基づいたアプローチを、親子のコミュニケーションや支援の現場、そしてご自身のレジリエンスも育っていくように体系化しました 。
子どもの才能や自己肯定感、それだけではなく大人の才能や自己肯定感をまるで花を咲かせるように引き出し、真のレジリエンスを育む。
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